めまい 原因 改善

めまいが起こる原因

めまいを感じた経験がある人は多いと思います。そもそも、めまいというのは、決して珍しい症状ではありません。普段の何気ない日常生活でもよく経験することがあると思います。

 

では、めまいという症状は、どのようなことが原因となって起こるのか考えてみましょう。めまいの症状はいろいろな要因によって起こります。頻繁にめまいを経験されている人の中には、原因不明のめまいに悩まされている人もいると思います。

 

しかし、ちょっとした程度のめまいだけが症状として現れているのであれば、あまり心配することは要らないと思います。まず、めまいの原因の一つとして考えられるのは、三半規管の異常によって起こることが挙げられます。

 

目がグルグル回るようなめまい(回転性のめまい)の場合は、三半規管に異常が起こることで、めまいを感じる場合が多いです。この三半規管の中にはリンパ液がありますが、病気やストレスなどによって、このリンパ液が増加することにより、めまいを起こすと言われています。

 

また、人間の体と言うのは目や耳、筋肉などのあらゆる部位から情報を得ることによって、バランスを保つことが可能となっています。しかし、何らかの障害が起こることによって、体の情報が入らなくなると、バランスを保つことが不可能となってしまい、めまいを起こすと言われています

 

誰でも一度は経験があると思う立ちくらみと言うのは、一過性の脳の虚血によって起こるとも言われています。めまいの原因としてあげられる疾患で、代表的なものを紹介します。

 

  1. メニエール病、前庭神経炎、慢性中耳炎など(耳鼻科的疾患)
  2. 脳腫瘍、小脳梗塞、脳幹梗塞など(脳外科的疾患)
  3. 一過性の脳虚血発作、高血圧など(内科的疾患)
  4. 頚椎症など(整形外科的疾患)
  5. 自律神経失調症、疲労、うつ病など(精神的疾患)
  6. 更年期障害など(婦人科的疾患)

 

以上の疾患がめまいの原因として挙げられるものなので、めまいを感じた場合は、どれが原因なのか考えてみてください。


めまいの種類

一言で、めまいと言ってもめまいの種類は、大きく四つに分けることができます。その四つの種類とは回転性のめまい、動揺性のめまい、浮動性のめまい、立ちくらみ(眼前暗黒感)です。

 

回転性のめまいの原因の多くは、主に三半規管や前庭神経の異常が原因となっていますが、一部のめまいにおいては脳が原因で起きることもあります。回転性のめまいの症状的には、自分か周囲がグルグルと回転するような感覚になります。

 

代表的な病気として挙げられるには、メニエール病、突発性難聴、前庭神経炎などがあります。動揺性のめまいに関しては、頭や体がフラフラして揺れているような感覚になることです。このめまいの原因として考えられる脳幹や小脳などの異常によって起きます。代表的な疾患として挙げられるものには、脳幹・小脳梗塞や聴神経腫瘍などがあります

 

回転性めまいが慢性化するようなことがあったり、薬物や視力低下によっても起こることがあります。浮動性のめまいに関しては、体がフワフワと浮いたような感覚になることがあります。まるで船に上にいるような感覚や雲の上を歩いているような感覚など、人によって、その感じ方も様々なものとなります。

 

しかも、その原因となっているものもはっきりとしていないのが現状となっています。もしめまいの症状で発症した症状がこの症状だけの場合は、しばらく様子を見てもよいでしょう。しかし、この症状が長く続くようなことがあったり、麻痺症状も同時にあるようなら、病院を受診する必要ができます

 

立ちくらみ(眼前暗黒感)に関しては、ほとんどの人が経験したことがあるでしょう。座っている状態から立ち上がった瞬間に頭がクラクラしたり、長時間立った状態でいると目の前が真っ暗な状態になったりします。

 

これは、脳が虚血状態になることが原因で起こります。この症状は比較的若い女性や低血圧傾向のある人に起こりやすくなっています。代表的な疾患は、起立性調節障害といわれるものです。


 
 

 
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