原因不明のめまい
めまいが症状によって、その原因が大体は分かりますが、めまいの中には、原因不明と言われるめまいが存在します。一般的にめまいを自覚するようになって、病院に行く場合はまずはじめに耳鼻咽喉科に通うでしょう。
耳鼻咽喉科でいろいろな検査を受けても、特に異常を見つけることができない場合があります。また、脳神経外科で診察を受けても、そこでも異常を見つけることができないと言われる場合もあります。
内科的な疾患も特に見つけることができず、めまいになる原因が全くわからない。診察を受けても原因が分からないにもかかわらず、確実にめまいは起こってしまうわけです。原因が不明な状態であれば、もちろん治す方法はなく、めまいを抑える薬を使用するしかありません
このような状態になると、とても辛いものですが、原因不明のめまいは意外に多いといわれています。しかし、原因不明のめまいに悩まされている。多くの人の場合は、肩凝りや首の凝りにも悩まされている傾向があります。
実際に、原因不明のめまいの多くは、血行不良によるものが多いと考えられています。肩凝りや首が凝っているとめまいになりやすく、凝りを改善することによって、めまいの症状が軽快することがあったり、改善したりすることがあります。
原因として考えられるのは首の筋肉が凝ることによって、内耳の血流までも悪くするからだと考えられています。ですので、原因不明のめまいに悩まされている人は、先に肩凝りや首の凝りを改善していくことが大切になってきます。
また、原因不明と言われているめまいの中には、心因性のめまいというものも存在します。これは脳内の神経伝達物質が減少することにより、脳が十分に働くことができずに起こると考えられています。ストレスや強い不安を抱えている人であれば、先に精神面での治療を行う方が先決となります。
